11月29日 日能研6年 合格力育成テスト

11月29日の日能研6年生 合格力育成テストの振り返り。

国語:1⃣の問題文は、受験を控えた子供と母親の心のすれ違いが前半に書かれています。ここまで単純で極端な状況は現実的では無いとは思うものの、これからの時期、気を付けないといけないですねw
最近は試験時間が足りなくなったらとりあえず選択問題の無回答が無いようにするように言っていますが、今回のテストでは6⃣の問5以後が時間不足でさっと選んだとのこと。どういう時間の使い方をして時間不足に陥ったのかは後で確認が必要かなと思いました。

算数:1⃣⑴で計算ミスをしていました。小数を分数にして、約分した後の掛け算で9×6を36と書いていました。計算式をすべて残すようにしているので、そこで間違ったことはわかりましたが、なぜそういう間違いをしたのかは本人にもわからず。とりあえず分数の計算で字が小さいので、もう少し字を大きく書いて見間違わないようにアドバイスしました。
4⃣⑵②は、AからCまで行くパターンとCからBまでに行くパターンを掛け合わしたものから、DからBに行くパターンを引いてしまっていました。正しくはCからBに行くパターンからCからDを通ってBに行くパターンを引いてから、それにAからCまでに行くパターンを掛けるですね。これはよくある問題なので、考え方を再度チェックしました。
5⃣⑵②は、①と同じように足し引きすると考えが引きずられて答えにたどり着けなかったようです。①の結果を使って高さの比を出し、高さの比から面積を算出するというパターンをこの際に身に着けておくと良いかなと思います。
7⃣は難しいかなと思いましたが、昨日解いた志望校の過去問で類題が出題されていました。差集め算を線分図で解く問題ですが、配る人を□人、配る個数を△個と置くなどは、もはや中学校でならう考え方ですよね。式を整理した後に□が、24の約数であることと、最大配った場合のあまり個数の10より大きいの両方を満たすことから答えを導くということで、差集め算と約数の性質を二つ使う難しい問題だと思いました。実際の入試で出たら、他の問題との兼ね合いもありますが捨て問題にしても良いかもしれません。

理科:1⃣⑶個体は温度が高くなるとたくさん解けますが、気体は温度が冷えるほどたくさん解けるというのを知らなかったようです。
2⃣全滅。。全体的に正答率が低いので子供には難しいのかもしれませんが、大人だとなんとなく常識的に答えられる問題です。⑷の「ロゼット葉」は覚えておきたいところです。
5⃣解き方を覚えておきたい問題です。特徴1に何が入るか?と考えていくとハマります。解説に書いてあるように表で全部の生物と特徴を整理して、「はい」と「いいえ」が二つずつになる特徴が「特徴1」に入るというように分類していくと結果的に短時間に正解にたどり着ける方法かと思いました。
生物分野は覚えるものが多いですが一度覚えたものも徐々に忘れていきますから、忘れるスピードを上回る量を覚えなおすことを意識してメモリーチェックを続けることが大事だと思います。

11月22日 日能研6年 合格力育成テスト

11月22日の日能研6年生 合格力育成テストの振り返り。

国語:1⃣問一(2)答えはブナの認識が変わるきっかけとなったものを選ばないといけないのに、エを選んでいました。なんでエを選んだか聞いてみると11行目に「常識的な見方」と書かれているのを見て常識が入っているものを選んだとのこと。文章では認識が変わる前の見方と書かれていますから真反対のものを選んでしまっていますね。言葉だけで選ばないで文脈をよく読んで答えるということを伝えました。
 問一(3)と問三はともに文章から決められた文字数を抜き出す問題。志望校でよく出る形式なので解き直してもらいました。この時期からは志望校の出題傾向に合わせた類題をたくさん解くのも必要かなと考えました。5⃣問5も同じ形式ですね。
 5⃣問七(1)は難しいと思いました。「小さな自然」というのが潮だまりのことを指していることはすぐわかりますが、回答としてcを選ぶところが難しいと思いました。というのも、bとcは一続きの内容になっていますから。たとえcから潮だまりの話が始まっているにしても普通はbを選んでしまうかと思いました。実際、cの最初の書き始めが「その一つ一つが」となっていて、bの段落中の文章を指示語で指している形になっていますしね。

算数:2⃣(6)は、三角錐の体積比を辺の長さの割合の掛け算で出せばよいというところまでは気づいていましたが、底面の三角形で1/2かけること、錐の体積で1/3かけるところが抜け落ちてしまい1/4と答えていました。間違ってしまったことはともかくとして、図を見た感じで1/4のサイズ感ではないなとピンと来てほしいと思いました。
 7⃣(1)はガラス球の動く範囲は理解して図解までできていましたが、中心の動く長さを間違って6cmとしたため間違えていました。でもよく考えてみれば、6×6×6は外側に位置する立方体の体積です。つまりあり得ない答えです。こちらも答えに至るところで、一度冷静に俯瞰してあり得ない答えになっているなと気づいてほしいと思いました。答えのオーダーが合っているか見返すということですね。
 それと、この問題に球の体積の求め方で(円周率)と書かれていたところは要注意と伝えておきました。こう書かれている場合、たいてい最初に注意事項が書かれており「円周率は3.14とする」とか書かれているのが普通です。計算を簡略化するために、たまに「円周率は3」とするとか書かれている場合もあるので注意が必要です。

社会:1⃣問6(2)はアとエで迷った末に間違っていました。シルクロードの終着点と書かれているところから考えるとインドか中東の影響を受けたものだヒントを与えたところ、どうやら中東のイメージがないようでした。なので中東とはアラジンの世界だと伝えるとすぐに伝わりました。…詰め込み教育を受けているのでいろいろ知っているだろうと思っていても、やはり小学生では知っていることに限界があるようです。
 2⃣(4)はメタンハイドレートですが、前にも何かのテストで間違っていたので二度目だと教えておきました。一度間違ったところは解き直しで覚えてほしいものですが、毎日いろいろと教わる中で頭がいっぱいかもしれません。

理科:4⃣(1)はウを選んでいたのでどう考えたかを聞くと、二酸化炭素の濃度のグラフの形から考えたという回答。因果関係がわかっていないようなので、日光→日の当たるところに葉っぱがふえる→葉っぱの部分の二酸化炭素が少ない、の順だということを伝えました。つまり二酸化炭素の濃度から枝ぶりが決まるわけではないということですね。
 (3)(4)はどちらも原因を間違っていました。二酸化炭素の濃度が高い部分は「呼吸」しているためであり、「光合成」が入っているものを選ぶのは論外です。また逆に二酸化炭素の濃度が薄い部分は「光合成」をしているためです。といったところを、再度おさらいしておきました。

11月8日 日能研6年 合格力育成テスト

11月8日の日能研6年生 合格力育成テストの振り返り。

算数:速さはダイヤグラムをかいてみて状況を整理してみるのが大事で、場合の数は樹形図を描いてみることが大事ですね。1⃣の小問で、時間がかかると思ってかダイヤグラムや樹形図をかかずに頭で考えてしまって分からなくなったようでした。ちょっと書いてみるだけで次に何をするかがみえてきたり、数えるパターンが見えてくるので時間がかかるのを恐れずに書いてみることが必要だと思いました。なお、1⃣(7)は良問ですね。出会うまでの時間の差分からBとCの距離の差を求め、距離の差とBとCの速度差からAとBが出会うまでの時間を求め、その時間からPQ間の距離を出すという、複数回速さの考えを使い分けて回答にたどりつける良問です。中堅校ならいたずらに難問を追わずにこれがスッと解けるようになっておくことが必要かと思いました。

理科:湿度を図る温度計の理屈を理解するのは、小学生にはなかなか難しいようです。湿球の温度が低くなる理由は、水とは気温より低いものだからと勘違いしていました。蛇口をひねって出てくる水が冷たいのでそういうふうに思うのも無理はないですよね。実際には空気中の水分が少ないと水が蒸発しやすく蒸発するときに気化熱を奪うのが理由ですが、原理として理解しておけばいろいろなことに応用が利くので、この機会に覚えておくとよいかと思います。